2000年4月、
スリランカの国際小乗仏教センターSunmanatissa大僧正一行が、
東京で開催された世界仏教大会の多忙なスケジュールの合間を縫って、広島を訪問されました。
当地では、原爆ドーム・平和記念資料館の見学や慰霊碑を参拝された後、民間レベルでの国際交流の推進母体である(財)ひろしま国際センターを訪問をされました。
その際、Sunmanatissa大僧正から、私たちが殆ど知らないスリランカの実情についてお話がありましたが、その中で特に心が痛んだのは、21世紀の国づくりを担う子供達が、貧しさのため、学校で使う鉛筆やノートが買えないという話でした。
マルコポーロの「東方見聞録」や「アラビアン・ナイト」に出てくる夢と冒険に満ちた島のイメージとは、余りにもかけ離れた現実に愕然と致しました。
我が国も、過去多くの国々から物心両面にわたる支援を頂いたお陰で、今日の繁栄があります。
また、1994年10月に、広島で開催されたアジア競技大会での草の根交流「一館一国運動」等を通じて、他国の歴史や文化・習慣の違いを認め合い、長所を学び合う中で友好を深めることは、大変素晴らしいことであることも学びました。
私たちは、このような観点から、この度、スリランカとの多方面にわたる交流を通じて、相互理解を深め、友好関係を推進するため「広島スリランカ友好協会」を設立することに致しました。
何とぞ、本趣旨にご賛同頂き、当会にご加入頂きますよう、ご案内旁々お願い申し上げます。
しかし、このような友好協会が軌道にのるにはかなりの時間が掛かります。
子供達の成長は待ってはくれませんし、21世紀はすぐそこまできています。少しでも早く、スリランカの子供達に文房具を送って差し上げたいのです。 成田空港から国営スリランカ航空が飛んでいます。成田まで送れば、その航空機が無料でスリランカまで運んでくれます。そうすれば、間違いなくスリランカの子供達に届くのです。このことは、Sunmanatissa大僧正が約束されました。当会は、まずこの事業から着手したいと考えています。
そこで、早急にはご加入頂けない方々にも、当会が着手しようとしている事業の趣旨にご賛同頂きまして、あたたかいご協力を賜りますよう重ねてお願い申し上げます。
広島スリランカ友好協会の設立当時の趣旨とその活動
スリランカの国際小乗仏教センターSunmanatissa大僧正が、2000年4月、東京で開催された世界仏教大会の多忙なスケジュールの合間を縫って、広島を訪問されました。
その際、Sunmanatissa大僧正から、私たちが殆ど知らないスリランカの実情についてお話がありましたが、その中で特に心が痛んだのは、21世紀の国づくりを担う子供達が、貧しさのため、学校で使う鉛筆やノートが買えないという話でした。我が国も、過去多くの国々から物心両面にわたる支援を頂いたお陰で、今日の繁栄があります。
私たちは、このような観点から、スリランカとの多方面にわたる交流を通じて、相互理解を深め、友好関係を推進するため「広島スリランカ友好協会」を設立致しました。
しかし、このような友好協会が軌道にのるにはかなりの時間が掛かります。子供達の成長は待ってはくれません。少しでも早く、スリランカの子供達に文房具を送って差し上げたかったのです。 成田空港から国営スリランカ航空が飛んでいます。成田まで送れば、その航空機が無料でスリランカまで運んでくれます。そうすれば、間違いなくスリランカの子供達に届くのです。このことは、Sunmanatissa大僧正が約束されました。
当会は、まずこの事業から着手したいと考えたのです。
ということで、2000年7月1日に、広島スリランカ友好協会を設立しまして、約8年間、年に数回、文房具をスリランカに届け、Sunmanatissa(スマナティッサ)大僧正より、子供達に直接手渡して頂いております。
この度の、大津波被害により、その子供達や家族の方々、また貧しい人達が、どれ程、困っていらっしゃるか、本協会を設立して支援しなければならなかった状況から、容易に想像がつきます。
国対国のレベルだけでは、末端まで行き届かないことが多くあります。Sunmanatissa大僧正を通じて、確実に、一人でも多くの貧しい人達を、お助けできればと考えております。
皆様の暖かいご芳志が、どれだけ多くの困窮している方々のお役に立つか、そして、それが大きな国際奉仕となるか、計り知れないご功績となるものと信じております。
最近の経済事情の下で、はなはだ恐縮に存じますが、被災地の現状をご覧察の上、宜敷くお取計らい下さいますようお願い致します。
事業の成果
2004年12月に発生したスマトラ沖地震により、スリランカは大津波に襲われ、各地で大きな被害を受けました。これに対する支援を主目的に、平成18年8月25日付で、広島県に、特定非営利活動法人日本スリランカ協会の設立を申請し、同年11月27日付けにて、広島県より認証され、平成18年12月8日に、当協会を設立致しました。
平成18年度において、当協会の定款、第3条(目的)・第4条(特定非営利活動の種類)・第5条(事業)の中で、即座に手を付けなければならないものとして、第5条(1)④地震、津波被災者支援事業であり、そのために、第5条(1)①スリランカに関する調査、情報提供事業を先行して実施して参りました。
一方、平成11年より、スリランカの恵まれない子供たちに文房具を送るという活動を続けて参っております任意の団体「広島スリランカ友好協会」の会報NO.1~NO.8号の資料により、スリランカの被災状況は掴めるのですが、被災者が本当に望んでいる支援が何であるかを充分調査し、また、支援のための企画・支援施設実施計画及びその建設、更にその運営計画等が、現地に受け入れられるものであるか等を、我々と一緒に考え、それを、各段階で、現地と相談しながら進めていくために、以前から「広島スリランカ友好協会」
の活動を通して交流のあった「Alex Darivs Rodrigo」氏に、平成19年度も、当協会のアドバイザーとして、協力して頂きました。
その結果、今後の具体的な事業活動として、次表の第2行のとおり、スリランカの災害孤児たちの養護施設を3ヶ所建設することに決定致しました。
その建設予算として1,000万円、それらの運営が安定するまでの運営費として500万円、計1,500万円の活動資金が必要です。それを賄うために、「あなたのその1本がスリランカの孤児達を救います」というステッカーの貼ってある自動販売機の売上の一部を、活動資金に充てる計画です。これ等の飲料メーカーの協力企業は、平成20年6月末日迄に、大手企業5社と自動販売機の設置契約を締結しましたので、7月1日(次年度)より実施致します。
(1) 特定非営利活動に係る事業
事 業 名
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事 業 内 容
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実 施 日 時 |
実 施 場 所 |
従事者 の人数 |
受益対象者 の範囲及び人数 |
支出額 (円) |
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定款第5条(1) |
スリランカに関する調査、情報提供事業 |
平成19年4月 1日~年度末 |
情報の提供:広島側 |
スリランカ側バビリアーナ寺院、他多数寺院僧侶 |
スリランカの被災者及びその孤児たち 範囲・規模・人数等、調査中 |
別紙収支報告書の通り |
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定款第5条(1) |
地震、津波被害者支援事業の実施計画作成 |
調査・企画計画終了後、現地にて実施 |
企画計画の策定:広島側 |
Alex氏 |
スリランカの災害孤児たちの養護施設の建設3ヶ所 |
予定1,500万円 |
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定款第5条(1) |
定款第5条(1)④の事業を実施するための資金調達事業 |
準備期間: |
国内で自動販売機を置かせて頂ける企業の事業所 |
関係者多数 |
0 円 |
(2) その他の事業
事 業 名
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事 業 内 容
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実 施 日 時 |
実 施 場 所 |
従事者 の人数 |
支出額 (円) |
19年度はなし |
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